Diary
- 写メ日記 -
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とむです。
最近Twitterで短歌を詠んでいます。
とは言っても昔からプライベートなアカウントで短歌を詠んでいて、発信の場を移しただけなんですが、、
今回は短歌にとって禁じ手のようか気もしますが…!
31音という字数から解放されて、
五首の短歌でどんな気持ちやシーンを歌いたかったのか?
備忘録として日記に書き起こしておこうと思います。
○汽笛鳴る冬に別れが多いのは煙が大きく美しいから
自分の吐いた白い息を見て思いつきました!
雪の降りしきるなか、恋人や親友が乗る汽車の後ろ姿をホームで見送る。
…映画でよく観るような…大正/昭和のワンシーンがすごく好きです。
人間の吐息と同じく、汽笛の煙もまた、
冬になると外気との差でよりダイナミックに白く、大きく、美しい。
なぜ人肌恋しくなる冬に人は離別するのか…?
それぞれに理由はあると思うけど、「別れにふさわしいほど煙が美しいから」っていう理由だと面白いな、切ないなと感じた歌です。
別れの辛さとあなたの姿をかき消すほどに煙が視界を白く包む。
○「ほらアイス」夏曲かけて暖房ON!ようこそここは南半球
こたつでアイスを食べていて思いつきました笑
背徳的な美味しさですよね…!アイスの旬は冬だと思う。
アイスは冬の季語にしてくれーーー!!!
あと最近ハマっているのが半身浴中に夏ソングを聴くこと。
熱さにまさしく焦がれて人工的に夏を作りだす。
帰りのコンビニでアイスではなく南半球を買っている、そんな歌です。
ぼくたち人間は罪悪感を感じながら頬張る甘美な味/体験から目を背けることはできない。
○息苦しい、真っ暗、だけど浮かないな宇宙なのに目覚めたくないのに
冬の朝布団から出たくなくて思いつきました。
仕事、ストレス…そんな閉塞感は、まさに掛け布団に閉じ籠った状況に似ている。
暗くて、息ができない。そんな状況は、宇宙空間にも似ている。
自宅はおろか布団から出てない自分が地球の外にいるバグが発生。
あれ?でも宇宙なのに無重力じゃない。
「浮かないな」は、気分的に~/無重力なのに~の掛詞にしました!(気付きました?笑)
現実逃避の旅先は宇宙旅行、そんな歌です。
○雪が降る「寒さで君が恋しい」とわたしは五文字「溶岩贈るね」
これはかなり独りよがりな歌になってしまいました…!
この日記でも書いたんですけど「人肌恋しくなる」ってのがあまり好きじゃありません。
「寒さで君が恋しい」って、あたしゃゆたんぽ代わりか!?腹が立つ。
私は寒くなくても、どんな状況でもあなたが恋しいのに。
「寒いから」なんて理由は要らなくて
五文字で「君が恋しい」、それだけがよかったのに。
だから私は
五文字を「溶岩贈るね」に代えて
私の怒りで燃え尽きてほしい。そんな歌です。
わたしは五文字、っていうのは彼からの連絡に対する怒りですね…
溶岩は便利な言葉、「怒り」や「熱さ」が二文字で伝わるじゃないですか?
○「久しぶり」「見ない間に大きくなって」「また会う日まで」「だ・る・ま・さ・ん・が・こ…
これはほぼ言葉遊びのうたです笑
年末年始、久しぶりにあった親戚のおじさんによくいわれたものですが、
この言葉はだるまさんがころんだでも同じだな…?
と思いクスっと自分でも笑ってしまいました。
スーパームーン、中秋の名月、ぼくたちはそんなときだけ夜空を見上げて「月大きいねー!」と口々に騒ぎます。
比較できるほどいつも月を見ているでしょうか?
もしかしたらぼくたちが久しぶりに夜空を見返す間、月もだるまさんがころんだをして近づいてきてたのかも…?
そんなことも考えました。
はいっ
いじょう!!!!!!!!!!!!
短歌の魅力ってこうして、
本当は数百文字で伝えたい言葉や世界観を
31音に圧縮するために、
言葉を工夫して、どこを削って、
わずかな言葉で他人にどれだけイメージを復元してもらえるか、
そうした洗練された、濃密な美しさにあると思う。
解説してるようじゃ、ぼくはまだまだですね…泣
なのでこうしてタラタラ説明しましたが、
ぜひ興味があったらTwitterと日記から送る短歌日和を楽しみにしててくださいね!
それでは
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